建勲神社(たけいさおじんじゃ)
一般には「けんくんじんじゃ」と呼ばれて親しまれていますが「たけいさおじんじゃ」が正しい読み方です。
織田信長が祀られている建勲神社は明治天皇により明治2年に創建された新しい神社です。建勲神社には多くの信長ゆかりの品を所蔵しており、中でも信長着用の紺糸威胴丸(こんいとおどしどうまる)、桶狭間の合戦の際の義元左文字の太刀、太田牛一自筆本の「信長公記(しんちょうこうき)」は国の重要文化財に指定されています。
天正10年(1582)の本能寺の変の後に豊臣秀吉が正親町(おおぎまち)天皇の勅許によって主君である信長の廟所を船岡山と定めたと書かれていますが、信長の廟所は本能寺や大徳寺の他にも岐阜県の崇福寺など全国に20箇所程もあるようです。
船岡山
建勲神社のある船岡山は国土地理院の陸地測量地図によると三角点の標高が111.7メートルの小高い丘で、頂上からは京都市街地の北部と比叡山、大文字山、鷹峯などの眺望が楽しめます。船岡山は平安京正中線の北延頂上、朱雀大路の北に位置し、平安京造営の基準点にされた所だと京都市の駒札説明板に書かれています。
木造大鳥居
写真に見られる建勲神社の大鳥居は木造としては京都では最も大きく、高さ7.43メートル、幅10.3メートル、柱の太さ70センチもあるそうです。
建勲神社の創建 明治2年(1869年)
建勲神社の主祭神 織田信長公
建勲神社の所在地
京都市北区紫野舟岡町49(船岡山頂上(111.7m三角点)の南東)
建勲神社へのバス
●市バス「建勲神社前」下車、登り口まで南へ徒歩数分
(京都駅前からは市バス206系統、205系統、101系統に乗車)
駐車場はありませんが、参拝者は社務所にお願いすれば参道に駐めさせていただけるようです。