哲学の道の桜
春の桜の名所として知られる哲学の道は若王子神社から銀閣寺まで約1.8キロ続く疏水沿いの散策路です。4月の上旬には約450本のソメイヨシノなどの桜が一斉に咲き揃います。
哲学の道に咲くソメイヨシノは「関雪桜」と呼ばれています。「関雪桜」は日本画家の橋本関雪(1883.11.10~1945.2.26)のよね夫人が桜の苗木を寄贈したものです。
哲学の道から少し東へ歩く熊野若王子神社や大豊神社でもきれいな桜が見られます。
哲学の道(てつがくのみち)
北は銀閣寺、南は熊野若王子神社の間の散策路をその昔、哲学者の西田幾太郎が思索にふけりながら歩いたことから「哲学の道」と名付けられ、全国からの観光客が訪れる観光地となりました。銀閣寺橋の傍で西田幾太郎(にしだきたろう、文学博士、1870.6.17~1945.6.7)の歌碑が見られます。
琵琶湖疏水分流に沿う哲学の道の美しさは春だけではなく、秋もまた紅葉がことのほかきれいで、紅葉が美しい法然院、安楽寺などがあり、観光客目当てのしゃれた喫茶店等が見られます。緑がさわやかな夏も流れに沿った木陰の道を比較的涼しく歩けます。
銀閣寺近くの南の起点から北へ歩いても、熊野若王子神社の南の起点から北へ向かって歩いても桜は美しく眺められますが、桜が美しい4月の上旬は桜を眺める観光客で大混雑します。
哲学の道の近くの大豊神社の「狛ねずみ」の写真は大豊神社をクリックするとご覧いただけます。
哲学の道、北起点へのバス
●市バス「銀閣寺前」下車、東へ徒歩
(京都駅前から100系統)
●市バス「銀閣寺道」下車、東へ徒歩
(京都駅前から5系統で約40分)
哲学の道、南起点へのバス
●市バス「宮ノ前町」下車、徒歩約10分
(京都駅前から100系統)