上賀茂神社の桜
春は境内全体が見事な桜で飾られます。一の鳥居をくぐり二の鳥居に至るまでの一直線に伸びる参道の脇に、紅八重枝垂れのみごとな花の枝を広げる樹齢150年の斎王桜、3月の下旬に白い花を広げる御所桜や馬出しの桜、鞭打ちの桜など、それぞれ謂われのある桜たちが並びます。
二の鳥居を入り、立砂(たてずな)が盛られた細殿(重要文化財)を左に進むと「みあれ桜」が赤い花を咲かせています。
上賀茂神社
世界文化遺産に指定されている上賀茂神社のあたりには京都盆地の中でも早くから人々が住んでいました。
上賀茂神社は京都に都が造られる平安遷都以前からあった歴史のある神社で、この辺りに勢力を持っていた豪族・賀茂氏の祖先を祀っています。伏見稲荷大社、松尾大社とともに京都で最も古い神社の一つに数えられています。
神社の背に神様の降臨地とされる円錐形の美しい形の神山(こうやま)があります。この地の歴史は神話の世界にまで遡り賀茂や鴨の地名は「神」に由来するともいわれています。
秋の紅葉も美しく、ならの小川や渉渓園が赤や黄に彩られます。渉渓園では平安時代をしのんで雅な曲水の宴が催されます。
下鴨神社とともに春5月15日の葵祭(あおいまつり)がよく知られています。伊勢神宮と同じく歴代の天皇の皇女が斎王として仕えてきました。葵祭行列のメインともいわれる斎王行列でその名残を見ることができます。
世界遺産の下鴨神社のページもご覧ください。葵祭の写真は葵祭をクリックしてご覧ください。
上賀茂神社の鎮座地
京都市北区上賀茂本山339
上賀茂神社へのバス
●市バス「上賀茂神社前」バス停下車すぐ(京都駅前から市バス4系統に乗車)
駐車場 参拝者専用、普通車30分毎100円(一の鳥居の西側、約170台が駐車可能)午前6時より午後10時まで